2018年 オーガナイザーから

第30回 万有札幌シンポジウム
希望につながる新しい化学

第30回 万有札幌シンポジウムOrganizer
北海道大学触媒科学研究所 教授 高橋 保

1989年に発足しました万有札幌シンポジウムは今年第30周年を迎えることとなりました。30年間にわたり、公益財団法人 MSD生命科学財団にご支援を賜り、深く感謝申しあげます。北海道地区の有機合成化学分野の若手研究者によって、毎年7月初頭の土曜日に開催される万有札幌シンポジウムは近年では毎回300人を超える参加者を集める一大イベントとなって、初夏の恒例としてすっかり定着しております。
第30周年の節目を祝うとともに、本年の万有札幌シンポジウムは「希望につながる新しい化学」をテーマとして掲げ、医薬品や機能材料の発展に欠くことのできない合成化学分野を対象とし、新しい概念の発見、創出に大きく貢献した著名な研究者をお招きしました。新しい概念による新規機能材料を開発している先生方と、反応開発及び不斉触媒化学分野で世界をリードされている著名な先生方に講演をお願いしております。最先端の研究成果をご紹介して頂くと共に、「希望につながる新しい化学」を巡らす機会になればと思っています。
万有札幌シンポジウムは、合成化学分野の更なる発展に寄与する事を目指して、次世代を担う研究者の人材育成を目的としております。万有札幌シンポジウムの前日に「3地区交流院生ミニシンポジウム」と題して、ポスター賞で招待された福岡・仙台両シンポジウムの学生を交え、部局単位でミニシンポジウムを開催いたしております。また、若手研究者のPoster賞やBest Discussion賞なども企画されています。
本年のシンポジウムを楽しんでいただきたく思います。

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