オーガナイザーから

第28回 万有仙台シンポジウム
有機合成化学、次のステップへ

第28回 万有仙台シンポジウムOrganizer
東北大学大学院薬学研究科 教授 山口 雅彦

 不可逆な「変化」が物質世界の本質です.変化する理由はわかりませんが,どのように変化するかは自然科学の対象です.物質変化はエントロピー増大の方向に不可逆に進むとされていますが,エントロピー概念が使えるのは平衡またはそれにごく近い領域のみであり,我々の体のように平衡から離れた領域における変化には新しい概念が必要です.有機合成化学は有用物質を作る技術であり,化学反応という物質の変化を利用します.従って,物質世界の本質である不可逆な「変化」を理解して利用する強力な手段となることができます.ところで,有機合成化学自体の「変化」も考えることが必要でしょう.我々はいつまで矢印の有機電子論を使うのでしょうか.むやみに変革・改革を言い立てるのは賢明ではありません.むしろ,我々の世界の基盤は不可逆な「変化」であることを踏まえて,判断と対応することが重要と考えます.昨年度は「有機合成をぶっとばした」ので,本年度は「有機合成化学,次のステップへ」をテーマとしました.


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