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シンポジウム BANYU SYMPOSIUM

第21回 万有福岡シンポジウム
進化する機能性分子

オーガナイザーから

第21回万有福岡シンポジウム Organizer

九州大学大学院工学研究院 教授 古田 弘幸

Co-Organizer

九州大学大学院薬学研究院 教授 大嶋 孝志

この度の東日本大震災において、多くの方々の尊い命が奪われ、甚大な被害が生じましたことに、改めて心より哀悼の意を表し、被災された方々にお見舞いを申し上げます。震災地の一刻も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

第21回となります万有福岡シンポジウムは九大工の古田と九大薬の大嶋がオーガナイザーとしてお世話させていただきます。今年度は、午前の特別企画として、昨年秋の有機合成化学分野における二人の日本人ノーベル化学賞受賞を記念し、「パラジウム触媒とクロスカップリング反応の魅力」と題する特別セッションを九大先導研の永島先生に企画していただきました。基礎、応用面に渡る当該研究の広がりをご紹介したいと思います。また、午後のセッションは「進化する機能性分子」と題し、機能性を発揮するための分子設計やそのための合成手法開拓、多様なゆらぎを持つ分子群の創製とその進化など、化合物サイドに軸足を置くことで、有機合成化学の新たな展開の緒を見出すことを企図いたしました。有機金属化学、天然物化学、構造有機化学、材料化学などの広範な分野を自在にクロスオーバーしながら世界トップクラスの研究を展開されている講師陣に魅力あふれる研究の一旦をご紹介していただき、本シンポジウムが若い学生、研究者の脳髄を痛く刺激する、絶好の勉強の場となることを期待しております。また、新たな野心的な試みとして、本シンポジウムが踏み台となり大きく雄飛することを期待し、海外の若手研究者を特別招待しました。将来、万有福岡シンポジウムでの講演が国際的ステータスであるような形にまで発展させることができればと考えております。また、昨年から開始しましたポスター公募も実施しております。活発な議論と交流を期待しております。

最後に、本シンポジウムに絶大なる支援をいただいた万有生命科学振興国際交流財団に心より感謝申し上げます。また、本シンポジウムの一部のセッションは九州大学グローバルCOEプログラム、「未来分子システム科学」、「新炭素資源学」と共催します。関係者に感謝します。

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