仙台シンポジウムについて

第31回万有仙台シンポジウム
科学に貢献する有機合成化学:有機合成化学の現代的価値を考える

第31回万有仙台シンポジウム オーガナイザー 上田 実

 万有仙台シンポジウム組織委員会では、新型コロナウイルス感染症の流行状況に鑑み、本年のシンポジウムをオンライン開催とすることにいたしました。
 各地で緊急事態宣言は解除されましたが状況は楽観視できず、他の学会を見渡しても、しばらくの間は従来型*の学会の開催が許される状況にはありません。
 第二波感染拡大の懸念もあり、現状では開催予定時期(10月)の状況が予想できないことと、仮に来年に開催を延期しても、その時期の感染状況が予想できないことも、オンライン開催を決めた理由です。また、例年並みの400名程度の参加者がほぼ密閉空間に一堂に会するシンポジウム形態ならびに立食形式の懇親会などは、感染源になりかねないと考えました。
 オンライン開催では、シンポジウム講演およびポスター発表を、Web会議システムを利用して討論可能な形で行います。初めての試みですので、例年通りとは行かない部分も多々予想されますが、ご理解いただければ幸いに存じます。しかし、何事も悪い面ばかりではありません。既に実施されたいくつかの学会などから、オンライン開催には、チャットなどの機能を使って参加者が質問しやすいなど、多くのメリットもあることが分かってきました。参加者の皆さんのお力で、学会のニューノーマルが作り上げられていくことに期待しています。組織委員会においてもいくつかの試案を検討し始めております。
 シンポジウム組織委員会では、自粛要請が続くことに伴う閉塞感から脱却するためにも、ぜひとも本シンポジウムを成功に導きたいと考えております。皆様のご理解とご協力、ならびに例年通りの多くのご参加を切にお願いしたい次第です。一刻も早い新型コロナウイルス感染症の収束と、正常な研究活動・社会活動の再開を心よりお祈りしております。

(*)現在、屋内イベントは収容人員50%以内に設定されている。この基準に則って従来型の万有仙台シンポジウムを開催すると、会場には200名程度しか入場できず、各研究室からの参加者(教員含む)を5-10名程度に制限する必要がある上に、三密を避けるためポスター発表は実施できない。
開催日時
2020年10月17日(土) 12:30~18:30
会 場
オンライン開催

主 催
万有仙台シンポジウム組織委員会
共 催
有機合成化学協会東北支部
JSPS日中韓フォーサイト事業「アジア化学プローブ研究拠点」
協 賛
公益財団法人MSD生命科学財団
後 援
日本化学会、日本農芸化学会、日本薬学会、有機合成化学協会
Organizer
上田 実(東北大学大学院理学研究科)

テーマ
科学に貢献する有機合成化学:有機合成化学の現代的価値を考える
参加費
無料

 
 

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