留学体験記

  • 埼玉医科大学 呼吸器内科
  • 中込 一之
  • 留 学 先:ウィスコンシン大学小児科、マディソン市・ウィスコンシン州・アメリカ
  • 留学期間:2011年8月~2013年12月(2年5か月)
【留学を決めた理由】
 もともと留学したい気持ちはありました。留学したいから埼玉医大に異動したというのもあります。大学生として留学するのは、お金も相当かかるし、仕事してから留学するのが現実的と思っていました。今まで指導を受けた先生も、留学は本当に楽しかったとおっしゃっていました。

 留学先は、現在の上司の永田先生が、以前留学していたウィスコンシン大学の中で、Gern先生が性格もよく、研究内容も素晴らしいので、そこにしたらどうかと勧めてくださいました。

【留学して良かったこと】
 研究、英語、物の見方など、いろいろ勉強することができました。アメリカで生活をすることができました。友達もできました。アメリカ旅行もできました。すべてが刺激になりました。

【留学して苦しかったこと】
 今まで取り組んだことのない研究テーマで、実験が思い通りにいきませんでした。英語もうまくしゃべれず、自分の研究でありながら、深い議論をすることができませんでした。もちろんこれらは時間がかかることと理解はしておりました。

【留学を通して学んだこと】
 研究や英語はもちろんですが、アメリカの社会のしくみを学ぶことができました。やはり広い視野を持って仕事しないと、搾取されるだけだろうなと思いました。

【後輩達へのメッセージ】
 留学は、実際は勉強+遊びに行くのですが、それでいながら、遊んでいるとは思われないという点で、素晴らしい 制度と思います。今では箔がつくということは無いかもしれませんが、それでも、物の見方は明らかに変わりますし、英語もうまくはなります。いろいろものを考える時間もできます。留学を通して日本人の研究者と仲良くなることもあります。

 皆様は、現在の仕事がおそらくマンネリ化していると思いますが、留学は間違いなく刺激的です。私もまた留学したいです。