プラクティカル・インフォメーション

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▶ 留学に向いている人とは・・・
2015 アメリカ 東海岸
 基本的には留学に何を求めるかがはっきりしていなければ留学しても得るものは少ないかもしれません。特に論文を含め情報はインターネットや国際学会に参加することで得られますし、実験機器や試薬類も日本でも米国でも同じものが購入できる時代ですので、そのあたりの意識を持っていないと、ただ単に海外で日本と同じような実験をしているだけ、と言うことになりかねません。特殊な実験手法を習得するとか、一流ラボのメンバーの考え方にじかに触れるなど、留学しなければ得られないことを意識していれば、留学の意義が出てくると思います。
 研究の実際的な面においては多くの留学生は博士号を取得して留学してきますし、大学院時代とは異なり自分で研究を組み立て、プロジェクトを進めていく能力は必要です。研究室によるとは思いますが、特にPIが大御所になると、PI自身が忙しくカンファレンスも1,2ヶ月行われないことが珍しくありませんので、自分で実験計画を立てプロジェクトを進めていくことが必要です。