2015　アメリカ　東海岸
　留学前の準備でもっとも苦労したのはDS2019の取得です。私は米国の大学に属さない研究所に留学したので、USMLEからDS2019を発行してもらう必要がありました。USMLEは完全なお役所仕事であり、書類に少しでも不備があるとDS2019が発行されません。しかも、書類を提出してから処理されるまでのタイムラグがかなりあります。医学部卒業時の卒業証書を英訳したものが必要でしたが、この書類を3回ほど提出し直しました。
　まず、卒業証書の英訳は卒業証明書の英訳と異なるということを理解する必要があります。また、卒業証書の英訳は通常、卒業大学の事務に問い合わせると作成してもらえますが、私のUSMLEの担当者は大学の作った英訳を認めてくれませんでした（USMLEの担当者によっては大学の作った英訳を認めてくれます。この辺は運です）。なぜ、認めてくれないのかよく分からないまま、最終的には公的な英文翻訳の資格をもった業者に依頼して乗り切ることができました。USMLEを通じてDS2019を取得する必要のある方は、十分にご注意ください。