20周年記念万有仙台シンポジウム
Organaizerからのメッセージ

桑原重文先生写真 20周年記念万有仙台シンポジウム Organizer
教授 桑原 重文 (東北大学大学院農学研究科)

 今を遡ること19年前の1990年5月19日に、万有製薬のご支援の元、東北大学平間正博先生と万有製薬鈴木國夫様の発起により第1回目が開催されて以来、万有仙台シンポジウムも今年で記念すべき20周年を迎えることとなりました。時代とともに企画・運営にも改良が加えられ、東北地区を中心とする有機化学サークルにとって欠くことのできない重要な年中行事として定着・発展してまいりました。キラ星のごとき第一線研究者を数名まとめてお招きして有機化学のフロンティア、研究哲学、未来への指針を語っていただくとともに、夕方の交流会で打ち解けた人間関係を築くための機会を提供してきた万有シンポ方式は、純朴な東北地区の学生たちの心に確実に訴えかけ、研究者としての自覚と自立を促してきました。本要旨集の後半部分は、万有仙台シンポジウムから巣立ち、今や日本の有機化学を支える人材に成長している中堅・若手研究者による20周年記念文集となっております。先生方の学生の頃の本シンポジウムに対する気構えや、様々な思い出が記されていますので、特に学生の皆様には是非ともご一読いただきたく存じます。

 「有機化学─その魅力と挑戦」と題しました今回の20周年記念シンポジウムでは、大森建先生(東工大)、上杉志成先生(京大)、平間正博先生(東北大)、柴崎正勝先生(東大)、Barry M. Trost先生(スタンフォード大)に御講演いただきます。有機化学の面白さ、深さ、広がりをご存分に語りかけていただけるとともに、これからの有機化学の進むべき道を指し示していただけるものと思っておりますので、どうぞご期待下さい。また、本シンポジウムにはベストディスカッション賞が設けられています。学生の皆様は勇気(=有機)をふるって質問してみて下さい。近寄り難い大先生であっても元は皆様と同じ学生でした。快く御答え下さるはずです。

 最後になりましたが、20周年記念のご祝辞、記念文集の巻頭言および寄稿文を御寄せ下さいました先生方、ご後援いただきました(財)万有生命科学振興国際交流財団、ならびに御支援いただきました万有製薬株式会社およびMerck & Co., Inc.に心より感謝申し上げますとともに、本シンポジウムが東北地区有機化学サークルの最重要シンポジウムとして末長く発展し続けることを切に祈念申し上げます。


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