第18回万有仙台シンポジウム 有機合成化学と生物学の橋渡しを目指すケミカルバイオロジー
Organaizerからのメッセージ

上田 実先生写真 第18回万有仙台シンポジウム オーガナイザー
教授 上田 実 (東北大学大学院理学研究科)

 今年も仙台シンポジウムの季節になりました。今年から、「仙台シンポジウム」は「万有仙台シンポジウム」と名前を変えて行うことになり、新たな門出を迎えることになりました。今年のシンポジウムは、最近話題のケミカルバイオロジーを主題として、「ものをつくる」ことが、生物や材料など、幅広い分野での強い力となることをご紹介します。タンパク質と生理活性物質のケミカルバイオロジー研究や生理活性天然物の合成から、その基本となる反応開発まで、生物と有機化学の接点に広がる魅惑的なストーリーの数々は、きっと皆様にとって新たなインスピレーションを得る機会となると思います。また、Merck社からはメディシナルケミストリーの研究をご紹介頂きます。企業の研究開発にふれる貴重な機会を、大いに楽しんでください。
 本シンポジウムの主役は、参加する学生さんたちです。今年から、恒例のベストポスター賞に続き、「ベストディスカッション賞」を新設することになりました。これは最も良い質問に賞をお出しするもので、他地区のシンポジウムでも人気の企画です。素朴な疑問から高度な質問まで、この機会にどんどん質問してみましょう。講師の皆さんに「東北地区の学生さんたちは元気がいいな」と思っていただければ大成功です。皆さんの積極的な参加で、シンポジウムを大いに盛り上げましょう! 学生の皆さんのご活躍を大いに楽しみにしています。
 18回目となりました本シンポジウムは、東北地区の有機化学者にとって恒例のイベントです。長年ご支援して頂いている(財)万有生命科学振興交流財団、万有製薬(株)に心から感謝申し上げます。また、今回も、講演者の皆様、参加者の皆様と共に楽しいシンポジウムにして行きたいと思っています。皆様のご参加をお待ちしております。
Copyright 2010 Banyu Life Science Foundation International All Right Reserved.